「建設業はイメージが悪いから、若い人は来てくれない」。経営者さんと話していると、この言葉を本当によく聞きます。
でも私は、建設業のイメージは変えられると思っています。しかも今は、変えるチャンスなんです。
建設業のイメージは「悪い」より「真っ白」に近い
私たちは2026年5月、10代・20代の170名に街頭インタビューをしました。49%が、建設業を「よく知らない」と答えています(UraBanashi調べ)。
この数字を、私は悲観していません。嫌われているなら、印象をひっくり返すのは大変です。でも知らないだけなら、まだ何も描かれていない白い紙と同じです。
問題は、その白い紙に誰が絵を描くか。業界が黙っていれば、「きつい」「汚い」「危ない」という古い言葉が、勝手に線を引いてしまいます。
私が見た、建設業の本当の姿
少し、私の話をさせてください。現場監督をしていた頃、西日本豪雨で被災されたお客様のもとへ向かいました。
現地は、アスファルトの色が見えないほど一面まっ茶色。7月の暑さの中、住民の方々がスコップで土砂をかき出していました。
お客様からのSOSは「次に水を流したら、あふれてしまう」というものでした。排水の管に土砂がたまり、一滴でも水を使えば、トイレもキッチンもあふれる状態です。
上司や職人さんに電話して、知恵を借りようとしました。でも返ってきたのは「その状況では原因をつかむのが難しい」という答え。仮設トイレも、避難所が優先で手配できませんでした。
「無理でした」とは言えません。私は家の桝をすべて開け、肩まで腕を突っ込んで、土砂を必死にかき出しました。においも汚れも、関係ありませんでした。
その間、お客様はずっと私に日傘をさし続けてくれていました。疲れて困っているのは、お客様のほうなのに。
もうだめかと思ったとき、ごごごっと音がして、一気に水が流れました。お客様は泣いて喜んでくれました。
職人さんたちも、自分の家が被災しているのに、困っている現場の復旧を優先していました。人が生きるために、なくてはならない仕事。それが建設業の本当の姿だと、私はこのとき確信しました。
イメージを変えるのは、広告ではなく「素顔」
こういう話は、求人票にはまず載りません。会社の中では「当たり前の仕事」として、誰も語らないからです。
でも、若い人が知りたいのは、まさにそこです。この仕事が誰の役に立っているのか。どんな人が、どんな気持ちで働いているのか。
私は講演で、大学や高校の学生さんの前でお話しする機会をいただいてきました。そのたびに思うのは、伝え方次第で建設業はちゃんと届くということです。
大変なところも、隠さなくていい
夏は暑い。体を使う。汚れることもある。それは事実なので、隠す必要はありません。
ウラバナシでは、会社をデッサンにたとえています。良いところの輪郭だけをなぞると、絵は平面的になる。影も正直に描くと、かえって形が立体的に浮かび上がります。
建設現場の1日体験に参加した女性からは、「思ったほど工具も重くなくて、女性でもできないことはないと思った」という声がありました。知る前のイメージと、実際に見た姿はちがう。だからこそ、見せることに意味があります。
今日からできること
- 「誰の役に立ったか」を社員さんに聞く:「この仕事で、ありがとうと言われたのはどんなとき?」。出てきた話は、そのまま会社の言葉になります。
- 大変なところも、一緒に書く:「夏はきつい。でも完成したときの景色は格別」。影と光をセットで見せると、信じてもらえます。
- 現場を見てもらう入口をつくる:言葉だけでは限界があります。半日でも現場に来てもらうと、イメージはがらりと変わります。UraBanashiでも、建設現場の1日体験KIZUKUを運営しています。
まとめ
建設業のイメージは、若い人の中ではまだ真っ白です。その白い紙に何を描くかは、現場で働く私たち次第です。
建設業は、誇れる業界です🔥 その素顔を、あなたの会社から見せていきましょう。
「うちの現場の本当の姿って、どう伝えたらいいんだろう?」そう思ったら、一度お話を聞かせてください。表に出ていない本当の魅力を、一緒に掘り起こします。無料相談はこちら
