「建設業の採用で、若い人にどこで出会えばいいのか分からない」。そんな声をよく聞きます。

求人サイトに載せても反応がない。そんなときこそ、目を向けてほしい場所があります。それが「学校」です。

建設業の採用は「出会う前」に勝負が決まる

UraBanashiが10代・20代の170名に行った街頭インタビュー(2026年5月)では、49%が建設業を「よく知らない」と答えました。

知らない業界の求人は、検索されることも、目に留まることもありません。どんなに良い求人票を書いても、そもそも探してもらえないんです。

だから若手の採用は、求人を出す前の「知ってもらう」から始まります。そして若い人が毎日いる場所といえば、やっぱり学校です。

学校とのつながりは、求人票を送るだけでは生まれない

「毎年、学校に求人票は送っているよ」という会社も多いと思います。でも、先生の手元には、たくさんの会社の求人票が届きます。

紙1枚だけでは、どの会社も同じに見えてしまいます。先生が生徒に「ここ、いいよ」と勧められるのは、顔と中身が分かる会社です。

私が学んだことの一つに、ハローワークには月に1回は足を運び、窓口の担当者と顔なじみになっておくとよい、という考え方があります。担当者が求職者に求人を勧めてくれるからです。学校も同じだと、私は思っています。

若手に出会う3つの入口

①進路の先生に、会いに行く

まずは、近くの工業高校や大学の進路担当の先生に会いに行ってみてください。売り込みではなく、「どんな生徒さんがいますか」と聞きに行く気持ちで大丈夫です。

先生がどんな会社を探しているのかが分かると、伝えるべきことも見えてきます。

一度で終わらせず、季節ごとに顔を出すのがおすすめです。「現場でこんなことがありました」と近況を話すだけでも、先生の中で会社の姿が少しずつ濃くなっていきます。会社のことを知っている人が学校に一人いる。それだけで、生徒さんへの伝わり方は変わります。

②社員が、学校で話す

私自身、広島工業大学や練馬工業高校で、建設業の話をさせていただいたことがあります。そのたびに感じたのは、「知らない」は「興味がない」とは違うということです。

話すのは社長でなくてもかまいません。むしろ、年の近い若手社員や職人さんの言葉のほうが、まっすぐ届くこともあります。採用は、会社みんなでやるものです。

上手に話そうとしなくて大丈夫です。大変なことも、うれしかったことも、飾らずに話してもらいましょう。良いところだけを並べるより、ありのままの話のほうが信じてもらえます。

③現場を、見てもらう

言葉だけで伝えられることには、限りがあります。現場の音や、職人さん同士のやりとりは、来てみて初めて分かるものです。

UraBanashiが運営する建設現場の1日体験KIZUKUに参加した学生さんからは、「現場事務所での仕事や雰囲気を知ることができた」という声がありました。一度でも現場を見ると、仕事が「自分ごと」に変わります。

高校生の採用には、独自のルールがある

一つ注意があります。高校生の採用には、ハローワークを通した求人票の手続きや、応募・選考を始められる時期など、独自のルールがあります。

地域によって運用が違うこともあるので、最新の決まりは管轄のハローワークや専門家に確認してください。ルールを知っておくと、先生にも安心してもらえます。

今日からできること

  • 近くの学校をリストにする:工業高校、高専、大学の建築・土木系など。車で通える範囲から書き出してみてください。
  • 1校だけ、先生に連絡してみる:「一度ご挨拶に伺えますか」の一言で十分です。
  • 話してくれる社員を1人決める:「この仕事のどこが好き?」を、自分の言葉で話せる人を探してみましょう。

まとめ

建設業の採用で若手に出会うには、求人を出す前に「知ってもらう」ことが欠かせません。学校との顔の見える関係は、すぐには結果が出なくても、毎年の財産になります。

若い人たちは、建設業を知る機会を待っているだけかもしれません🔥

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