「求人を見てくれている人はいるはずなのに、応募までたどり着かない」。そんなモヤモヤを抱えていませんか。

その間をつなぐ方法のひとつが、採用での公式LINEの活用です。今日は、応募の手前にある「ちょっと聞きたい」の受け止め方についてお話しします。

応募ボタンは、思っているより重い

求職者にとって、応募はけっこうな決断です。履歴書を用意して、電話に出て、面接の日を決める。その前に、聞いてみたいことがたくさんあります。

「未経験でも本当に大丈夫?」「どんな人が働いているの?」「女性でも続けられる?」。こうした小さな疑問は、求人票だけでは解けないことが多いんです。

聞く場所がないと、人は黙って次の求人へ移ります。会社が嫌われたわけではありません。ただ、不安が残っただけ。それがいちばんもったいないと私は思います。

採用の公式LINEは「相談窓口」として置く

公式LINEを使うとき、つい「応募を集める道具」と考えがちです。でも私は、まず応募前の相談窓口として置くことをおすすめしています。

電話は緊張するし、メールは堅苦しい。でもLINEなら、ふだん友だちとやり取りしているのと同じ感覚で一言送れます。この「気軽さ」こそが、公式LINEのいちばんの強みです。

「応募しなくても、質問だけで大丈夫です」。この一文を添えるだけで、送る側の気持ちはぐっと軽くなります。

返信で伝わるのは、会社の「空気」

相談窓口をつくったら、大事なのは返し方です。求職者は、返信の言葉から会社の雰囲気を感じ取っています。

完璧な答えより、正直な答え

良いことだけを並べた返信は、どこか遠く感じます。「夏の現場は正直きついです。でも、こまめに休憩をとるようにしています」。そんなふうに、大変なところも正直に伝えてください。

ウラバナシでは、採用をデッサンにたとえています。影まで描くからこそ、会社が立体的に浮かび上がる。LINEのやり取りも同じです。

「挨拶+ひとこと」を忘れない

現場監督だった頃、私は職人さんへの挨拶にひとこと添えるよう心がけていました。それだけで、距離がすっと縮まるんです。

LINEでも同じです。質問への答えのあとに「ほかにも気になることがあれば、いつでもどうぞ」と添える。その一言が、次のメッセージにつながります。

返す人を決めておく

せっかく送ってくれたのに、何日も既読のまま。これでは逆効果です。誰が、いつまでに返すのかを先に決めておきましょう。

社長ひとりで抱えなくても大丈夫です。現場の社員さんが答えたほうが、リアルに伝わる質問もたくさんあります。

面接の前から「惹きつけ」は始まっている

面接は、会社が応募者を一方的に選ぶ場ではありません。私は、対面で会社の魅力を伝える「惹きつけ」の場だと考えています。

公式LINEでのやり取りは、その惹きつけを面接の前から始められる仕組みです。何度かやり取りしてから会うと、お互いの緊張も少なく、本音で話しやすくなります。

なお、LINEで受け取った個人情報の扱いや、労働条件の伝え方には注意が必要です。不安なところは、専門家に確認しておくと安心です。

今日からできること

  • よく聞かれそうな質問を5つ書き出す:社員さんに「入社前に不安だったこと」を聞いてみてください。それが、求職者が本当に知りたいことです。
  • 求人票に「質問だけでもOK」と書く:公式LINEの案内に、この一文を添えましょう。応募のハードルではなく、相談のハードルを下げるのがポイントです。
  • 返信の担当と期限を決める:「平日は当日中に返す」など、社内で小さなルールをつくっておくと、慌てずに対応できます。

窓口づくりから求人の見直しまで、一緒に考える相手がほしいときはうらサポ(採用伴走サポート)も使ってみてください。

まとめ

採用での公式LINEは、応募を集める道具である前に、求職者の「ちょっと聞きたい」を受け止める場所です。正直に、あたたかく返す。その積み重ねが、会社の本当の姿を伝えてくれます。

小さな質問の向こうには、未来の仲間がいるかもしれません🔥

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